ポートレートにオススメ単焦点レンズ!AF-S NIKKOR 85mm F1.8G
Nikonの単焦点1.8シリーズであり、ポートレート向きと言われる焦点距離85㎜の
AF-S NIKKOR 85mm F1.8G
昨年末の記事にも書きましたが、ニコンカレッジのポートレート講座へ参加する事を口実に購入しましたこのレンズ。笑
大好き50㎜からさらに視界を切り取り、中望遠のほど良いボケも得られて、お値段もそこそこ優しいこのレンズを紹介していきますよ~♪
目次
1.AF-S NIKKOR 85㎜ F1.8Gってどんなレンズ?
日本のカメラメーカー「NIKON」が2012年に販売しました“ポートレートに最適”な中望遠レンズです。
開放絞り値1.8の単焦点シリーズの1つで、開放からシャープな写りとボケ感が得られ、価格もほどほどな人気のレンズです♪
レンズの主な仕様は以下の通りです。
レンズ構成枚数 9群9枚
画角 (35mm判) 28°30'
絞り羽根枚数 7枚 (円形絞り)
最小絞り F16
最短撮影距離 80cm
最大撮影倍率 0.12倍
フィルターサイズ φ67㎜
最大径 × 長さ φ80㎜ × 73㎜
質量 350g
人気の要素の1つが350gと描写の割に軽量なボディで持ち運びしやすいところも寄与しているかと思います。やっぱり「軽さは正義」笑
また販売した時期の話になりますが、NIKONのラインナップにはこのレンズが登場する2年前に販売された同じ焦点距離のAF-S NIKKOR 85mm F1.4Gというレンズがあります。このレンズ、同じ85㎜でも価格が3倍以上高くなかなか手が出ない…
となっているところにお手頃な価格(7万もじゅうぶん高い)で登場したのも人気レンズとなりえた理由の1つではないかと。笑
そんな人気レンズで撮っていった写真を見ながら次の項目へ♪
2.ポートレートで使ってみると…
NIKONのHPに“ポートレートに最適な中望遠レンズ”とあります。
85㎜がどうしてポートレートに最適なのか…
個人的に
①近すぎず遠すぎず良い距離で撮影できる。
②あんまり歪みがない。
の2つが理由かなと思います。
①近すぎず遠すぎず良い距離で撮影できる。
集中して見ている視野ぐらいの範囲を切り取る焦点距離なので、35mmや50mmと比べて人の全身を撮影するには距離を取る必要があります。「え~寄れないじゃん!」と言う人がいるかもしれませんが、近距離でデカいレンズを向けられるのって結構緊張します。笑
撮られ慣れていれば別ですが、ある程度の距離と取る事で自然な表情を引き出せると言われている点が理由の1つ🐽
②あんまり歪みがない
超広角レンズなど、レンズが広角になればなるほど写真の隅は歪んできます。
つまり中心に顔がないと、びよ~んと伸びてしまう可能性が…!?笑
なので歪まず比較的まっすぐ撮れる85㎜は人を撮影するのに向いていると言われています🐤
3.弱点ではあるが、SNSの流行的には良いかもしれない点
最近インスタグラムのポートレートジャンルで人気なのが、上の写真のようにフレアやゴーストが発生している写真。
正直これは時代に逆行している流行だとは思っています。笑
と言うのもこのフレアとゴースト、強い光源による逆光やレンズ内での反射によって起こるものであり、レンズメーカー各社はこの2つを抑えるよう色々設計してきたはずなのです。笑
※フレア→上の写真で全体的に白くモヤっとなりシャープネスを奪う現象
※ゴースト→写真の中に光の輪や、丸形や六角形の形の光がはっきり写っている現象
上の写真2枚のように、このレンズは逆光時にこの2つが発生してしまう…
つまり…
“逆光にはそんなに強くない”
ただSNSでは「低コントラストのレタッチ」や「人よりゴーストが主題か⁉」と思う写真がバズっているのでこのレンズでも十分活躍できるかと思います♪
じゃ、逆光時はあんまり使えないの?
そんなこたぁございません‼
強い光源を画角に入れてしまうと発生する事が多いですが、光源自体を入れなければ比較的容易に避けれます♪
4.使ってみた感想
私はかなり人見知りで、特に初対面の女性は苦手です。笑
その人に慣れるまである程度の距離を取れ、開放からシャープな写真が撮れるこのレンズはポートレートに限っては50㎜よりも登場回数が多いです♪
軽量なのでいつものカバンに1つ忍ばせておけば、友人・恋人のとっておきの瞬間や、日常をさらに切り取れるスナップに活躍してくれる事間違いないと思います♪
これからポートレート始めようかな?
中望遠でお手頃なレンズないかな?
と言う方、ぜひオススメです✨