見える視界のさらに向こうへ!楽しい?難しい?超広角の世界!
見える視界のさらに向こうへ!
と書きましたが、「今の写真に新たな価値を!」とか「技術的な進歩を!」とかではなく、向こうへの方向は前ではなく縦と横です。笑
自分の見ている視界よりさらに広い範囲を撮影する事ができる超広角レンズ!
使用してみた感想等ツラツラ書いていきますよ~♪
目次
1.超広角レンズって?
超広角レンズとは名前の通り超「広角」、すごく広い範囲を写すレンズです。
はっきりした定義はなさそうですが広角レンズの中でも
フルサイズ用レンズ(35mm換算)で24mm以下
APS-C用レンズで16mm以下
の焦点距離を指すそうです。
最近だとiPhone 11proなどのスマホに搭載されたレンズの一つとして広く認識されているかと思います(^^♪
広角レンズの特徴は大きく3つあげられます。
①被写体深度が深い
広角=焦点距離が短いレンズとなるので広くピントが合うようになります。全体をハッキリ写したい場合に力を発揮します♪
逆を言うとボケ感が欲しい写真には不向きかもしれません。
②遠近感(パースペクティブ)
「パース、パース」とよく聞きますが、広角レンズには大きな遠近感を得ることができます。「近いものは大きく、遠いものは小さく写る」当たり前のような話ですが他のレンズ以上の遠近感を得る事ができます。
③超広角
書いた字のままです。笑
2.広い範囲が撮れるという魅力
主にスナップ撮影の多い私が普段持ち歩いているレンズは50㎜単焦点と24-70㎜のズームレンズもしくは35㎜単焦点です(どうりでカバンが重いはずだ。笑)
今日は風景もしくは室内で撮るぞ!という日に広角を1本追加しています。
私が広角レンズに求めるモノは「広い範囲を写せる事」です。そう、ただただ画角の問題です。笑
観光地や室内などは動ける範囲が限られます。24㎜では入らない景色を広角レンズは
写す事が出来ます。広く写せる事は作風等にも影響を及ぼしますが、なにより「写せなかった」を極力減らす事にも繋がると思っています。
旅行先など訪れたことがない場所へ行く場合は広角レンズがあるだけで、かなり心強いです(^^)
また広い範囲を写す事が出来るのに加えて、パースと被写体深度の深さという特徴があります。
この写真は足元からポートタワー全体が画角に入るようモデルさんにぎりぎりまで近づき撮影しています。
絞りを開放して被写体にかなり近づいているので背景まで距離がかなりありますが、大きくボケる事なく描写されています。
正直もう少し絞っても良かったかなと思いますが、この時は「絞り開放」に固執していた時期でして。笑
広い範囲を写す事が出来るという点で話してきましたが、広角レンズのデメリット…というか難しい点を一つ。
広く写りすぎて色んなものが入ってくる。笑
「写真は引き算」と言われ、望遠や中望遠は見えている世界を切り取るイメージですが、見えてる以上の範囲を写すことができる広角レンズは構図を整えないとなかなか難しいと思っています。笑
さらっと撮る感じでは使いにくいかもです。笑
3.実は手ブレしにくい?というストロングポイント
私の投稿をご覧頂いた方で「こいつ暗いとこばっかりで撮ってるな」と思われた方いらっしゃるかもしれません。そうです、大半が夜の撮影です。笑
暗い場所での手持ち撮影は手ぶれを防ぐためにシャッタースピードを上げる必要があります。先日の50㎜の記事でも書きましたが手ぶれしにくいシャッタースピードは、
上の写真は8mm(フルサイズだと12㎜)で撮影しています。つまり1/12秒以上であれば手ぶれしにくいシャッタースピードとなります。D7000はAPS-Cなのでフルサイズに比べて高感度は強くありません。このSIGMAの8-16mmは決して明るいレンズではありませんが広角のため手ぶれせず撮影する事ができました♪
遅いシャッタースピードでも手ぶれせず撮れると言う事は…
さらに遅いスピードでも我慢すれば手持ちで撮れるのでは!?
という素人考えから撮ったのがこちら。
シャッタースピードを遅く出来る広角レンズを利用して長秒露光にチャレンジしました♪モデルさんだけを止めて(フラッシュを使用しています)、歩行者が流れるイメージで撮影しました♪
正確に言えばびみょ~にブレています…が、ポートレートなのでオッケーオッケーって感じです。笑
結論、私に1秒はやっぱり厳しそうです。笑
4.おわりに
普段は自分の見ている世界を切り取るイメージのある写真ですが、広角レンズは自分の視野以上の世界を見せてくれる魔法のレンズです♪
超広角は標準レンズでは撮れない写真を撮る事ができ、構図の勉強にもの凄い効果的だと思います!
是非1本!
今回出てきた機材は以下の通りです。